サーモカメラ診断風景

O&M(運転・保守)概要

太陽光発電システムが長期にわたって安全に運用されるためには定期的なメンテナンスが必要です。電気、建築構造物、太陽光発電特有の知識・経験や専門的で高価な機材等が必要となる場合も数多くあります。そのため、太陽光発電システムのメンテナンスは、お客様だけでの管理が難しいのが実情です。
道東電機では、お客様の資産である太陽光発電システムが長期にわたって安心・安全に運用されることを目的に、各機器の定期的な保守点検を実施。太陽光発電システムの異常や不具合を早期発見することで正常な動作を長期的に保持し、お客様の代理となって発電所の管理を行います。

●機器定期チェック、場内機器整備

1.
太陽電池モジュールの汚れや損傷、配線・配管等の状態を点検確認。
発電に影響を与える不具合の目視点検によるチェックを行います。
2.
太陽電池アレイ架台のフレームやネジ取り付け箇所を点検。
思いがけない事態を招く恐れのあるネジの緩み等、しっかりと点検します。
3.
本体運転スイッチにより正常に運転開始・停止すること、連系用遮断器が正常に作動し自立運転が正常に作動すること、連系用遮断器を作動させ復帰タイマー作動後に正常運転を開始すること等、パワーコンディショナの動作確認を実施。また、外形の異常や異音、温度や湿度などの設置環境についても問題が無いか確認します。
4.
接続箱・昇圧接続ユニット・パワーコンディショナ等、外箱・配線・接地線の状態確認、接地・接続端子の点検を実施
接地不良や端子のネジ緩みによる接触不良は、過熱による発火や損傷等を引き起こし、思いがけない事態を招く恐れがあるためしっかりチェックします。
5.
接続箱・昇圧ユニット等は、動作電流を運転状態で、開放電圧・絶縁抵抗は開放状態で、接地抵抗は設置状態で測定を実施。
各回路やシステムに異常がないかをしっかりと点検します。

●遠隔監視(オプション)

全国複数の太陽光発電システムの稼働状況や発電状況、機器別の詳細情報をWEB上で一括管理できる遠隔監視システムを採用。
パワーコンディショナに何らかの異常を検知した場合、メールでお知らせする他、JIS基準を基に発電低下の検知も行います。

●サーモカメラ診断(オプション)

サーモカメラ(微弱な赤外線感知する特殊カメラ)によりセルの割れや配線異常のチェックを実施。
太陽電池モジュールに電流を流した際、セルから発生する赤外線を撮影することで、モジュールの性能確認を行います。

※各案件ごとに、O&M(運転・保守)のご提案メニューは異なります。詳しくはお問合せください。